トレード初心者
という方向けの記事です。
この記事を読むメリットは「損切りできない理由と対策が分かる」です。または「機械的、システム的に損切る方法が分かる」です。
元々、自分は損切りできないトレーダーの代表格でした。損切りできずに強制ロスカットを食らったことが何度もあります。
そんな自分ですが大敗を避けるためにトレード方法を改善し、今では概ね事前の計画通りに損切りを行えるようになりました。
そのため本記事は損切りスキルを向上させるための記事として、一定の品質を担保できると考えています。
FXで損切りできない人の特徴
FX初心者が必ず通る「損切りできない」現象ですが、以下のような人はなかなか損切りをできるようにならないと思います。
- 嫌なことを先延ばしにする
- 自分の考えに固執しがち
- 非を認めるのは嫌
- エントリー時に損切りポイントを決めていない
- 損切りポイントを決めていても守らない
- エントリーが雑
まぁコレ全部、過去の自分のことなんですが。。
強制ロスカットを食らった後は「早く損切っておけばよかった。。次こそは損失が膨れる前に早く損切ろう・・・!」と毎回、無駄な誓いを立ててました。
精神論で解決できれば良かったのですが自分は無理でした。喉元過ぎれば熱さを忘れるとやらで同じ失敗を何度も繰り替えました。
損切りできないのは人として自然なこと
過去の自分を正当化する訳ではないですが、損切りできないのは人間の本能として自然なことだと思います。
理由は人間は基本的に楽な方に流れやすいからです。
損切りは「自分のエントリーの非を認めた上で損失を確定する」という二重苦です。
それを自分の意思で決定するのって基本的に嫌な作業です。そのまま放置すれば、損失が利益になる可能性だってありますからね。
それを息を吸うようにできるのが優れたトレーダーなんですが、普通の感覚からするとただの変態です。
ただ相場では変態が生き残り、自然な感覚を持っている普通の人は負けます。
システム的に損切りする方法
自分の場合は意思の力で損切れるようになれませんでした。
そのためトレードをある程度、システム化することで損切りを恒常的に行えるようにしました。具体的に言うと、
- エントリー前に損切りポイントを決める
- エントリーと同時に逆指値注文を入れる
この2つを徹底して守りました。
またトレードに納得感を得るために同時に以下を満たしていることが重要だと考えます。
- 優位性が無くなると判断したポイントに逆指値を置いている
- 充分に考慮した上でエントリーしたポジションであること
例えば自分はダウ理論を根拠に損切りポイントを設定しています。
ロングポジションだと直近安値を割ったところに逆指値を置きます。
サポートをブレイクされると、ダウ理論的にはアップトレンドの優位性が無くなるためカットする感じです。
教科書的な内容で全く面白くないんですが、面白くないから大事です。(面白くないので普通の人はやらない)
入れた逆指値は基本的に動かさない
エントリー時に設定した逆指値は基本的に動かさないようにします。
ミスや見落しがあった場合に逆指値を変更するのはOKですが、コロコロ変わる場合はトレードがブレているか、エントリーの検討が充分にできていない可能性があります。
ただどうしても動かしたくなった場合は一度だけ変更するのは有りにしています。
これは多少パフォーマンスを落としてでも「守れるルール」にすることを重視しているためです。
損切り幅 x ロット数=損失許容額
損切りの設定ポイントは値幅(xx pips)で決めるのではなく、優位性の無くなるポイントで決める必要があります。
そのため、毎回損切り幅は変わります。
損切り幅が広い場合はロット数を落とすことで損失額をコントロールします。
損失許容額は自分がストレスなく許容できる割合にするのが良いです。
自分は証拠金の1%もしくは2%にしています。
損切り貧乏になるのか
よく「損切りのしすぎで逆に負ける」みたいな話を聞きますが、個人的には他に原因がある気がしています。
ポジポジ病で単純にエントリーの質が低かったり、資金管理を無視したトレードで損失が必要以上に膨らんでいないか、など確認する必要があると思います。
そもそも損切りしない方法
これは亜流ですが、損失許容額だけ口座に入れると「損切りできない」事象は無くなります。
複数口座を持てる&ゼロカットを採用しているXMでこの手法でハイレバトレードすることがあります。
5万円とか10万円だけ入金しておいて、最初からゼロカット覚悟で1トレードする感じですね。
無事利益が出た場合は、元金だけ残して利益は出金用口座に移します。
XMは株価指数やGOLDなども触れるため口座を持っておくと便利です。
>>XM
損切りが遅れてしまった場合の対処
時すでに遅しの場合ですが、半値押し/半値戻りまで辛抱して待つ、という方法もあります。
チャートは上げと下げを繰り返す、という特性を利用したものです。
長期間資金がホールドされる&含み損を抱え続ける精神負荷も伴うため、万人にオススメはできませんがご参考までに。
まとめ:基本的なことが大切
真面目に・地道に・丁寧にトレードすることが大切です。
個人的には精神論で物事は解決できないと思っているタチなので、システマチックに・作業感覚で淡々とこなせる仕組みを作った方が効果が出ると感じています。
この記事が何らかの形であなたのトレードに役立てると幸いです。
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